行事風景
久留米教会:海外通信~ボリビアより~
久留米教会の信徒には、海外でボランティア活動や仕事をしながら
布教活動の一端を担っている方が数名いらっしゃいます。
そのお一人である、ボリビア在住の女性からの海外通信をお届けします。
ボリビアは、信仰の自由を認めた上でカトリックを国教に制定し、
国民の9割がカトリックを信仰していると言われています。
コチャバンバという町で、ボリビアで最も重要な宗教的な祭典、
ウルクピーニャが8/14~16まで開催されます。
聖母マリアを讃えるお祭りで、もともとは土地の肥沃さを象徴する
聖母カウィリャカというアンデスの女神を祝うもので、
この地に入ったカトリック、聖母マリアへの信仰と結びついたのが、
現在のウルクピーニャなのだそうです。
まだ本番まで日があるのですが、7月末からすでにマリア行列などが始まり、
町はお祭りムードに包まれているそうです。
8/15本番の際には、前の日から町が歩行者天国になり、
歌に踊りに、と夜通しパレードが盛大に行われるようです。
日本カトリック平和旬間と子どもたち
平和を守るために、願望としてだけでなく行動することを勧めるため、もっとも身近で忘れることのできない、広島や長崎の事実を思い起こすのに適した8月6日から15日までの10日間は「日本カトリック平和旬間」と定められています。
日本カトリック平和旬間とは?
https://www.cbcj.catholic.jp/faq/heiwajunkan/
久留米教会では、ミサの聖体拝領の時、子どもたちが聖歌を歌ってくれます。
子どものための聖歌集もあり、子どもたちは、歌い終わってからご聖体をいただきます。
平和を子どもたちに残したい、そう強く思います。
平和旬間の期間に久留米教会では、広島の原爆で被爆し、12歳で亡くなった佐々木禎子さんにちなんで、千羽鶴を折ることにしました。
佐々木禎子さんについて
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/VirtualMuseum_j/exhibit/exh0107/exh01071.html
女性の会が折り紙を準備します。
みなさん、心を込めて祈りを込めて、千羽鶴に平和を託しましょう。
久留米教会における召命
久留米教会から、2人の神学生が召しだされています。
☆船津 亮太さん(35) 久留米市長門石出身
日本カトリック神学院 福岡キャンパス 神学科3年
「2年の哲学科を終え、神学科に進んで3年になりました。
このままうまくいけば、あと半年で助祭に叙階されることになります。
いつもお祈りいただき、ありがとうございます。」
☆横山 智さん(17) 久留米市善導寺町出身
長崎カトリック神学院在籍(高校3年生)
「まだまだ道のりは長いですが、
これからもよろしくお願いします。」
召命は、わたしたち久留米教会のみならず、日本のカトリック信徒にとって
素晴らしい、大きなお恵みです。
これからも、一人でも多くの志願者が神の招きに応えることができるよう、
祈りを捧げましょう。
(どうしても一緒に写りたかったジュゼッペ神父様)
『召命を求める祈り』
主イエス・キリスト、魂の牧者よ
この困難の多い現代社会の中に生きる若者が
内と外のさまざまな声の中から、
「わたしに従いなさい」という優しく力強いあなたの呼び声を
聞き分けることができるよう彼らの心を開いてください
一人ひとりの心をあなたで満たしてください
人生における真に善いこと、美しいことへのあこがれ、
福音を完全に生きたいとの望み、人々の救いを求める情熱を、
多くの若者の中に燃え立たせてください
おとめマリア、特にあなたの御子により近くから従うようにと
招かれている若者を委ねます
あなたが天使のお告げを受けた時になさったように、
彼らが神の招きに「はい」と言えるよう助けてください
(ヨハネ・パウロ2世教皇様の祈りより、福岡司教認可)
西日本豪雨 被災者のための祈り
いつくしみ深い神よ、
平成30年7月に起こった豪雨とその二次災害によって、
いのちを奪われた方々を、あなたの家に迎え、永遠の安息を与えてください。
あなたは、また、苦しみの中にある人々とともにいて、慰めてくださいます。
すべての被災者を顧み、必要な助けの手を差し伸べ、
遭遇している困難を乗り越える勇気と力で強めてください。
そして、周りの善意の人々が互いに協力して、
支援の輪を広げていくことができるよう、助け導いてください。
すべての被災者が一日も早く平穏な生活に戻ることができますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
(広島教区 白浜司教 認可)
神と自然の営み~災害時に思う~
この度の西日本豪雨で被害にあわれた方々のために祈ります。
(わたしたちの多くがこうした災害時に感じることについて、宮﨑神父様にお話を伺いました。)
このような自然災害に襲われた時、「神はなぜ人々にこのような苦難を」という気持ちを抱いてしまいます。
自然は神が造られました。自然の営みは神の計らいのうちにあります。
ですが、神はご自分が介入されるのではなく、自然に任せておられるのです。
わたしたち人間は、人工的快適さを過度に求める生活を見直し、
これまでの多くの災害から学び、被害を最小限にとどめる知恵を得る努力を重ねていく以外ないのです。
『シオンは言った、「主はわたしを見捨てられた。主はわたしを忘れてしまわれた」と。
女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。自分の腹にいた子を憐れまないだろうか。
たとえこの女たちが忘れても、このわたしはお前を忘れない。』
イザヤ書 49・14~15
女性の会の有志によって手入れが行き届いた久留米教会の花壇。
わたしたちの心を癒してくれます。
自然の営みと人間の共存を思い起こさせる風景でもあります。
女性の会巡礼の旅『福者ペトロ・カスイ岐部』
年に2回、女性の会で巡礼の旅に出かけます。今年1回目の巡礼は、日本人で初めて聖地・エルサレムに行き、ローマで司祭となった福者ペトロ・カスイ岐部の出身地である国東市。
その後、城下町・杵築に佇む杵築カトリック教会を訪れ、ごミサを捧げました。ここには、世界に5体しかないと言われている、聖ピオ神父様が聖別したマリア像の1体があります。
日常の喧騒から離れ、こうして他の教会で祈りを捧げる機会は豊かな信仰の糧となります。
苦難の時代に信仰を深めて殉教した、多くの先人たちのためにも祈りました。
ペトロ岐部と187殉教者(カトリック中央協議会HP)
https://www.cbcj.catholic.jp/catholic/saintbeato/kibe187/
熊本地震の復興支援・田植え
熊本地震から2年が経ちました。それ以来、福岡教区でも、当時の久留米教会主任司祭であった森山信三神父様を筆頭に復興支援ボランティアが続けられてきました。
昨年に引き続き西原村にて、久留米教会の信徒も参加して70名ほどで田植えのお手伝いをしてきました。
地元の方がいろいろと準備をしてくださり、心温まるおもてなしまで受け、子どもたちとともに賑やかに楽しい一日でした。
父の日とヨゼフ会
「ヨゼフ会」という、40歳以上の壮年男性のグループがあります。
ヨゼフ様の生き方に学び、奉仕と会員同士の親睦を深めることが目的です。
昨日は父の日でした。わたしたちはいつも「父である神を信じます」と唱えています。
わたしたちにとっては父とは神様です。そして、神父様方もまた、お父さんです。
日頃、感謝を上手に表せないことを反省し、父である神、家族であるお父さんのために祈りました。
ヨゼフ会のお父さんたちが、お茶やお菓子をふるまってくれることもあります。
さまざまなミサのかたち。
毎月第2日曜日の9時のミサでは、手話通訳が行われています。
現在、「主和の会」として5名の方が従事してくださっています。
また、毎月第2日曜日の15時からはベトナム語で、
毎月第3日曜日の15時からは英語で、ミサが捧げられています。
久留米教会には、さまざまなかたちで、そして多くの方々に参列していただけるミサがあります。
『キリストの聖体』主日ミサ・聖体拝領の様子
カトリック信者は、ミサでご聖体をいただきます。
日曜日ごとに心を一つにしてご聖体をいただくことは、キリストの愛をいただくことです。
久留米教会は900名を超える信徒数の教会で、主日のミサは毎週400名ほどが参列します。