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久留米教会:海外通信~ボリビアより~
久留米教会の信徒には、海外でボランティア活動や仕事をしながら
布教活動の一端を担っている方が数名いらっしゃいます。
そのお一人である、ボリビア在住の女性からの海外通信をお届けします。
ボリビアは、信仰の自由を認めた上でカトリックを国教に制定し、
国民の9割がカトリックを信仰していると言われています。
コチャバンバという町で、ボリビアで最も重要な宗教的な祭典、
ウルクピーニャが8/14~16まで開催されます。
聖母マリアを讃えるお祭りで、もともとは土地の肥沃さを象徴する
聖母カウィリャカというアンデスの女神を祝うもので、
この地に入ったカトリック、聖母マリアへの信仰と結びついたのが、
現在のウルクピーニャなのだそうです。
まだ本番まで日があるのですが、7月末からすでにマリア行列などが始まり、
町はお祭りムードに包まれているそうです。
8/15本番の際には、前の日から町が歩行者天国になり、
歌に踊りに、と夜通しパレードが盛大に行われるようです。
西日本豪雨 被災者のための祈り
いつくしみ深い神よ、
平成30年7月に起こった豪雨とその二次災害によって、
いのちを奪われた方々を、あなたの家に迎え、永遠の安息を与えてください。
あなたは、また、苦しみの中にある人々とともにいて、慰めてくださいます。
すべての被災者を顧み、必要な助けの手を差し伸べ、
遭遇している困難を乗り越える勇気と力で強めてください。
そして、周りの善意の人々が互いに協力して、
支援の輪を広げていくことができるよう、助け導いてください。
すべての被災者が一日も早く平穏な生活に戻ることができますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
(広島教区 白浜司教 認可)
神と自然の営み~災害時に思う~
この度の西日本豪雨で被害にあわれた方々のために祈ります。
(わたしたちの多くがこうした災害時に感じることについて、宮﨑神父様にお話を伺いました。)
このような自然災害に襲われた時、「神はなぜ人々にこのような苦難を」という気持ちを抱いてしまいます。
自然は神が造られました。自然の営みは神の計らいのうちにあります。
ですが、神はご自分が介入されるのではなく、自然に任せておられるのです。
わたしたち人間は、人工的快適さを過度に求める生活を見直し、
これまでの多くの災害から学び、被害を最小限にとどめる知恵を得る努力を重ねていく以外ないのです。
『シオンは言った、「主はわたしを見捨てられた。主はわたしを忘れてしまわれた」と。
女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。自分の腹にいた子を憐れまないだろうか。
たとえこの女たちが忘れても、このわたしはお前を忘れない。』
イザヤ書 49・14~15
女性の会の有志によって手入れが行き届いた久留米教会の花壇。
わたしたちの心を癒してくれます。
自然の営みと人間の共存を思い起こさせる風景でもあります。
熊本地震支援ボランティアへの想い
平成28 年5 月14 日突然起こった熊本大地震は、熊本県の県庁所在地熊本市その近郊益城町、西原村、南阿蘇地域に多大の被害をもたらしました。日本カトリック教会もカリタス・ジャパンが中心となって支援活動に取り組みはじめ、熊本市近郊の菊池カトリック教会の建物をお借りしてカリタス福岡熊本支援センター(くまセンと略)を立ち上げ、全国へ支援ボランティアを呼びかけました。福岡教区も当教会の森山神父様が責任者として5月から9月末まで、多忙なスケジュールの中で週に2~3回菊池市のくまセンへ移動され、カトリック教会、病院、学校等被害状況を聖堂内に掲示して、信者達への物質的支援、被災者のためにお祈りするように呼びかけられました。私も6月から週1回水曜日に車で1時間半かけて被災地へ8 回ほど行きました。くまセンには高校生から70 代ぐらいの方々が全国から参加していました。ここからカリタスの送迎車で各地域の社会福祉協議会のボランティアセンターまで移動し、支援の必要な被災者のお宅へ10 人ぐらいのグループで向かいました。第1回目のボランティアは建物の被害も半壊の状況でしたが、道路側のブロック塀が50mほど崩落しており、大変な状況でした。
またボランティア活動後のミーティングの前にカトリック信者としての意識をもってお祈りなり、静かに被災者への想いの時間が必要ではないかと感じました。最後に心残りだったのはカトリック教会や信者さんの被災された方のボランティアが出来なかったことです。久留米カトリック教会からも支援センターを立ち上げる前に私の知人が健軍カトリック教会へボランティアに行かれたと聞き、胸の熱くなる気持ちになりました。久留米カトリック教会から支援ボランティア参加者は少なかったようです。被災者は先の見えない生活がまだ続きますが私達はこれからも支援とお祈りによって被災者を支えていきたい気持ちでいっぱいです。
(ペトロ 浦)
ボランティアに行ってきました!
僕たち高校生4人と神父様は早朝、教会を出て菊池のカリタスジャパンのセンターに行きました。そこからボランティアの方々が集うボランティアセンターに行き、被災者からの依頼ごとのボランティアメンバーが召集され、僕たちはコンクリートの塀を壊してそれを撤去するという依頼を受けました。資材を手に、車で依頼人のお宅に行ってすぐに作業開始しました。コンクリートの塀は鉄筋が入っていたので重いハンマーを振るって何度も叩きましたが、びくともしません。しかし大人の方々が叩くとヒビが入り、見事に崩れました。休憩を適度に取りながら交代交代にハンマーを振るって塀を全て崩し終えました。
その後、鉄筋とコンクリートを分解して、トラックに瓦礫を積み何度も往復して瓦礫を集める場所に持って行き、炎天下での4 時間にわたる作業が終わりました。ボランティアの中では力仕事の依頼だったので非常に疲れましたが、やり終えたあとに達成感がとてもありました。他の高校生にも経験してほしい体験でした。
吉良