行事風景
反対側から考える。
これは、わたしたちが普段見ている景色の反対側からの様子です。
日曜日の朝、教会に集まり、ミサ前に祈るわたしたち。
日々への感謝の祈り、病床の家族への祈り、死者の安息のための祈り、様々な気持ちで目を閉じ、手を合わせて祈る信徒の姿。
普段この様子を祭壇側から見ている司祭は、どう感じていらっしゃるのでしょうか。
侍者の子どもたちは何かを感じているでしょうか。
今日は、一枚の絵をご紹介します。
『十字架上のキリストが見たもの』
と題された、19世紀後半の画家、ジェイムズ•ティソの作品です。
この絵は、ニューヨークのブルックリン美術館にあります。
初めて見たときの衝撃は忘れられません。
十字架上のイエス様の絵は多く描かれていますし、磔刑のご像はよく目にしているわたしたちですが、イエス様が十字架上から見た景色を想像したことはあるでしょうか。
イエス様の足元にすがりつくマグダラのマリア、後ろに聖母マリア、若い使徒ヨハネ、馬に乗った祭司長たち、鎧姿のローマ兵
「絶望する者、嘆く者、見物しにきた者、、、愚かで救いがたい哀れな人間たち。
だからこそ救わねばならぬ人間たち。
彼らをイエスは慈愛の眼差しで見下ろしていたのだろうか。」
中野京子 著
名画の謎 旧約新約聖書篇(文春文庫)より
普段の生活の中で、相手の立場に立って物事を考えたり、人の気持ちを推し量ったりすることはわたしたちにも出来ます。
誰かのために祈るだけではなく、実際に目の前の家族や友人の立場から見た景色を想像して、優しい気持ちで接することができますように。
筑後地区の信徒親睦
第3回筑後地区信徒親睦レクレーション大会が、太刀洗勤労者体育センターで開催されました。
小教区毎に分かれて並び、主の祈り、被災者のための祈りを唱え、開会しました。
ご覧の通り、シスターもスニーカーでやる気満々です。
総勢約180名の参加者が汗を流しました。
小郡、大牟田、二日市から各10~20名
久留米、本郷からは各30~40名
何と今村からは、場所が近いと言う事もありますが、90名近くの方が参加されていました。
各教区の方々がバラバラに4チームに分かれて競技が始まりました。
普段見ることのできない出で立ち、赤いキャップの宮崎神父様も健闘されました。
左の紫色のTシャツは二日市の竹内神父様です。
オレンジポロシャツが小郡の山元神父様。
水色シャツが本郷•今村の竹森神父様です。
残念ながら出張中の大牟田の神父様は欠席でした。
(説明がなければ、この写真に4人も司祭が写ってるとは気づかないでしょう!貴重な写真です!)
大牟田教区から来られたシスターと信徒の方々が生演奏で歌を披露してくださいました。
休憩中に、子供たちvs大牟田のシスター+二日市の神父様チームでバドミントン対決して遊んでいたりして、嬉しくなる親睦の一コマ。
最後は福引き大会があり、幸運の右手と言う事で、神父様方がくじを引いて下さいました。
1等は大牟田教区、特賞は久留米教区の信徒に引き当てられました!
敬老の皆様にもお祝いが配られ、最後まで楽しく交流することができました。
今村、本郷、大牟田からは子どもの参加多かったのが印象的でした。
来年は、久留米教区からももっとたくさんの参加者で臨みたいと思います。
祝!:万寿会で先輩方とお祝い
9日のミサの後、75歳以上の信徒(先輩方)の健康を祝して、万寿会が開催されました。
先輩方はもちろん、参加させてもらうわたしたち全員が楽しいひと時を過ごすことができる、毎年恒例の行事のひとつです。
ジュゼッペ神父様ももちろん、対象者です!!
子どもたちからのお祝いの言葉とお菓子のレイをかけてもらい、
食事を楽しんでもらいながら、聖歌隊の歌やフィリピングループのバンブーダンスを鑑賞してもらいました。
宮﨑神父様、ジュゼッペ神父様、出席者やスタッフもバンブーダンスに参加し、大変な盛り上がりとなりました。
ホールに集まった全員で、唱歌も楽しみました。
信徒全員でこの日を祝い、久留米教会がひとつになってお恵みをともに分かち合え、
心の底から楽しむことができた万寿会でした。
日曜学校始業式とカキ氷
子どもたちにとっては、あっという間の夏休みも終わり、日曜学校の始業式にも日焼けした笑顔が揃いました。
聖歌の練習とジュゼッペ神父さまからのお話の後には、ヨゼフ会の方々がカキ氷を振舞ってくれ、子どもたちは大喜び‼︎
涼しくなってきたとはいえ、まだまだ照りつける太陽から木陰へと移動し、2.3杯お代わりする子もいて大盛況でした。
業務用の本格的なカキ氷製造機です!
トルコには「ブドウはお互いを見ながら熟す」という諺があるそうです。今月からは新入生も加わり、益々子どもたちの成長が楽しみです。
子どもたちの笑い声が響く日曜の風景は、わたしたちに幸せを感じさせてくれます。神の恵みがみんなの上に豊かに注がれますように。
教会でのさまざまな役割
久留米市は、全国ニュースでもよく取り上げられるほどの猛暑が続いています。
教会の中は空調が効いていてとても過ごしやすいのですが、秋の訪れが待ち遠しいですね。
昨日も、ギラギラとした日差しを浴びて、教会が美しい夏の姿をしていました。
毎月第4日曜日のごミサの後に、教会委員会が開催されています。
久留米教会も、他の組織、会社などと同様に、様々な役割を担ってくださっている信徒がいて、運営されています。
耳が不自由な方のために新しいイヤホンシステムを作って導入してくださった営繕委員会や、
納骨堂を管理してくださる委員会などがあります。
その中で、昨日議題として上がったのが、納骨堂の管理規約をタガログ語に翻訳したい、という件。
納骨堂の購入を検討しているフィリピン人信徒が多くなり、「ルールをきちんと理解できるようにわたしが翻訳したいのですが、いいですか」とフィリピン人のある女性から申し出があったと。
みなさんがそれぞれの役割を自覚し、対応されている姿に感動しました。
久留米は耳納連山と筑後川に囲まれた地形のために暑さが厳しいようですが、
その大自然の恵みに感謝したくなる風景です。