行事風景
七つの秘跡:Part5
最終回は、叙階の秘跡についてです。
3/21に大名町教会において叙階式が執り行われ、船津亮太助祭が誕生しました。
久留米教会出身ということで、わたしたち久留米の信徒も大勢でお祝いのため参列させていただきました!
叙階、これは召しだされた本人はもちろん、わたしたち信徒にとっても大きな大きなお恵みと喜びです。
まずは、今回のように助祭となり、次に司祭へ叙階され、3つ目は司教叙階です。
昨日のごミサでは船津助祭として、とてもキリッとした様子でジュゼッペ神父様の横でお手伝いされていました。
助祭は、ミサと告解はできませんが、洗礼を授けること、結婚式、葬儀の司式は執り行えます。
21日の様子を、たくさんの写真とともにお伝えします。
福岡教区の司祭団の入場
親族席も設けられ、ご両親はやや緊張の面持ち。
まさに、息子が神様と結婚する式!の様でした。
久留米教会の聖歌隊のみなさんも、朝早くから練習を重ね、上の階から素晴らしい歌声を響かせてくれました。
中には、感極まって涙ぐみながら歌われていた方もいらしたそうです。
宮原司教様の按手によって、助祭に叙階されます。
最初に船津助祭に神学校を勧め、召命のきかっけを作ってくださった
浦川神父様によってストラを着せてもらう様子。
引き続きミサが行われ、久留米教会の可愛い3人によって奉納の儀式が。
船津助祭、最初のごミサです!
最初にご聖体を拝領されたのは、ご両親。感無量だったのではないでしょうか。
馬渡島から駆けつけられたおばあ様のお手製の紅白まんじゅうが振る舞われました!
ご家族のみなさま、本当におめでとうございます!!
結婚の秘跡の際にも書きましたが、叙階は教会共同体と受階者の絆を確固たるものにするので、
結婚の秘跡とともに「交わりの秘跡」と呼ばれています。
宮原司教様が司式の際におっしゃった言葉が心に響きました。
「仕えられる者ではなく、仕える者として来られたキリストの
真の弟子としてのお恵みをお与えくださいました。」
「信者にも、信者でない者にも良い知らせを伝えて行ってください。
福音に奉仕しなければなりません。」
船津助祭がごあいさつで言われました。
「日曜学校の子どもが言った、『助祭は神様へのあといっこ』という言葉が、
なるほど、と心に残っています。
神様に少し劣るものとして作られたわたしが、
少しでも神様に近づけるように奉仕していかなけれはならないと思っています。」
叙階の秘跡を受けた司教や司祭たちは、教会の頭であるキリストの代理者として行動します。
キリストの現存を現す司教、司祭という役務を果たすからといっても、
これら役務者が完全無欠の人になるということではなく、
人間的な弱さもかかえながら神の民の奉仕のために尽力するのです。
https://www.pauline.or.jp/catechism/catechism107.php
本当に素晴らしいお恵みの一日でした。
召命を願って祈りましょう。