2018年10月の記事一覧
幼児洗礼式ー洗礼と信仰のことー
2人の赤ちゃんの洗礼式が執り行われました。幼児洗礼式は年に2回行われますが、ご復活祭の洗礼式と同様に、自分の信仰を改めて見つめ直すよい機会である、と宮﨑神父様が仰っていました。
クララ西坂香怜(かれん)ちゃん
マリア松尾柴織(しおり)ちゃんがわたしたちの共同体に迎え入れられました。
信仰とは何か。
人に聞かれたら、何と答えるでしょうか。わたしの場合、教会に行って静かに座っていると、スラスラっと感謝の気持ちが湧き上がり、事前に考えていた以外の想いまで自然と祈りとなることがよくあります。
わたしの場合の『信仰の現象』です。
信仰とは、望んでいることを確信し、見えない事実を確証することです。
ヘブライ人への手紙11.1
信仰は、いつ洗礼を受けたか(長さ)や、どのくらい熱心か(深さ)ではかれるものではないと思うのです。
このご家族は、今年のご復活祭に親子3人同時に受洗されました。信仰とは、を考えた時に真っ先に彼らのことが浮かびました。
彼女はわたしの入院中のゴーストライター(笑)でもある、大切な友人です。
家族で色々な教会の行事に参加し、聖歌隊にも入り、娘さんも日曜学校の活動を楽しんでいるようです。神様からのお恵みをものすごい勢いで吸収しているように見えて、わたしまで幸せな気持ちにしてくれるファミリーです。
あなたはわたしの子、わたしは今日、あなたを産んだ
詩編2.7
やすらぎの集いin聖マリア病院ルルド
爽やかな秋晴れの19日土曜日に、聖マリア病院のルルドの広場でやすらぎの集いがありました。
「やすらぎの集い」とは、ご病気で療養中の方々とご家族、ご友人の皆さんのこころとからだの安らぎを願って一緒に祈る集いで、今年で18年目になるそうです。
久留米教会の子ども聖歌隊『チェチリア聖歌隊』が聖歌を歌ってくれ、青空に可愛らしく透き通る様な声が響きわたりました。みなさん、天使の歌声だったねと喜んでおられました。
患者さんだけでなく、病院関係者、学生、久留米教会の参列者が、こころとからだの安らぎを頂きました。
8週間程の入院生活を終え、自宅療養しています。
この間、こうして教会のホームページの記事を更新できているのも、教会の友人たちの協力があってのことです。
彼女たちから、こんなことがあったよ、と写真と文章が送られてきたり、気にかけてくださる方々が優しい励ましのメッセージを下さったり、どれだけ心のやすらぎを得られたことか。
入院生活というのは、本当に心細く、時に滅入ることもあります。
携帯のメールでもいいのです。
身近にご病気やケガで入院している方がいらっしゃる方は、その方に「想ってるよ、祈ってるよ」とメッセージを伝えてください。
まず、自分自身を平安に保ちなさい。そうすれば、他人にも平和を分け与えることができる。
平和を愛する人は、全てを善に変える。
心を平和に保つ人は誰をも疑わないが、しかし不平を言い激昂しやすい人は、いろいろな邪推に振り回され、自分も落ち着かないばかりか、他人をも苛立たせる。
あなたはまず、自分の霊魂について真剣でありなさい。そうすれば自然に、隣人のことについても正しく、熱心に注意できるだろう。
キリストを生きる 第二巻 第三章 1
トマス•ア•ケンピス
パパ様からのメッセージ
久留米教会の金木犀も美しく咲き、心地よい秋の香りを放つ季節となりました。
毎年10月になると、サンパウロの出張販売があり、皆さんも楽しみにしていらっしゃいます。
わたしも必ず買い求めるのが、この2つのカレンダーです。
アッシジの美しい風景と、(イケメンの)パパ様のカレンダーです。
ちなみに、こちらは今年の。
月初の楽しみは、このカレンダーをめくった時に読むパパ様からの今月のメッセージです。
「神にすべてを委ねるとき、困難に対して正しい態度で、勇敢に向かい合うことができるようになります。」
フランシスコ教皇様は、SNSも積極的に活用されますので、わたしたちは毎日のようにパパ様からのメッセージを見聞きすることができます。
例えば、ツイッター。
他にも、最近のツイートで心に刺さり、手帳にメモしているのは、
“生活の中における守護の天使の存在は、単にわたしたちの歩みを支えるためだけではなく、どこに向かうべきかを示すためでもあるのです。”
“毎日、少なくとも5分、福音書を読んでみてください。生活がどう変化するかが分かるでしょう。”
カトリック中央協議会が邦訳しているパパ様のツイートです。
https://mobile.twitter.com/chuokyo_pope
ごミサで神父様のお話にハッとしたこと、人との会話で心に残ったこと、パパ様のメッセージなど、大切に記憶したい言葉は手帳にメモするようにしています。
時に読み返して、心の糧にしています。
島原教会への巡礼の旅
世界文化遺産に指定された原城跡と島原教会への巡礼旅行に行ってきました。
なんと、船旅です!
皆さん、秋の好天に恵まれたこともあり、とても楽しそうです。
とても印象的な聖堂です。
聖パウロ修道会のホームページに、詳細な説明があります。
https://www.pauline.or.jp/visitingchurches/200808_shimabara.php
島原市のホームページ
http://www.city.shimabara.lg.jp/page2911.html
この教会は、1612年~1658年の間に島原半島で殉教した数万人のキリシタンのために、日本26聖人殉教400周年と島原天草の乱から360年の節目にあたる1997年に献堂されました。
50名ほどの参加者があり、 豊かな祈りの旅となりました。
アバ•父への祈り
私事ですが、骨折して入院しています。
とても時間があるのに、以前のように祈りが出来なくなっていることに気付きました。
その理由として、「ストレスのない穏やかな生活」だからではないかという、贅沢な結論に達しました。
子どもの頃から、空を見上げると神様がそこにいらっしゃるのを感じます。
台風の後の空がとても美しく、祈りを捧げなければという気持ちで目覚めた10月最初の朝です。
犬養道子さんが、フランス語版共同訳の訳文を交えながら解きほぐされた『主の祈り』をご紹介します。
父よ。われらの父よ。天にいます。
あなたがどのような方であるかが、みなに知られますように。
みくにを来させてください。
あなたの御計画が全うされますように!
人の眼に見えない天のリアリティ(神の国)の中でもはやすでに全うされているあなたの御望み(計画)の似姿が、この地上にも実現されてゆきますように。
わたくしたちが必要とする糧をこんにち、お与えください。
あなたに対しわたくしたちがつくってしまった負債をおゆるしください。わたくしたちもまた、負債をわたくしたちに対してつくった人々をゆるしますから。
わたくしたちを誘惑にひきこまないでくださいませ。
わたくしたちを悪の力から解き放ってくださいませ。
わたくしたちもせいいっぱいつとめますから。
他人をゆるし、父であるあなたに信を置き、父よと呼びかけて、みくにの到来、成就を日々求めますから。
(このシリーズの本は既に廃盤となっており、Amazonなどで中古本をお探しになることになります。)
今週も皆様にとって素晴らしいお恵みの日々となりますように。