行事風景
熊本地震支援ボランティアへの想い
平成28 年5 月14 日突然起こった熊本大地震は、熊本県の県庁所在地熊本市その近郊益城町、西原村、南阿蘇地域に多大の被害をもたらしました。日本カトリック教会もカリタス・ジャパンが中心となって支援活動に取り組みはじめ、熊本市近郊の菊池カトリック教会の建物をお借りしてカリタス福岡熊本支援センター(くまセンと略)を立ち上げ、全国へ支援ボランティアを呼びかけました。福岡教区も当教会の森山神父様が責任者として5月から9月末まで、多忙なスケジュールの中で週に2~3回菊池市のくまセンへ移動され、カトリック教会、病院、学校等被害状況を聖堂内に掲示して、信者達への物質的支援、被災者のためにお祈りするように呼びかけられました。私も6月から週1回水曜日に車で1時間半かけて被災地へ8 回ほど行きました。くまセンには高校生から70 代ぐらいの方々が全国から参加していました。ここからカリタスの送迎車で各地域の社会福祉協議会のボランティアセンターまで移動し、支援の必要な被災者のお宅へ10 人ぐらいのグループで向かいました。第1回目のボランティアは建物の被害も半壊の状況でしたが、道路側のブロック塀が50mほど崩落しており、大変な状況でした。
またボランティア活動後のミーティングの前にカトリック信者としての意識をもってお祈りなり、静かに被災者への想いの時間が必要ではないかと感じました。最後に心残りだったのはカトリック教会や信者さんの被災された方のボランティアが出来なかったことです。久留米カトリック教会からも支援センターを立ち上げる前に私の知人が健軍カトリック教会へボランティアに行かれたと聞き、胸の熱くなる気持ちになりました。久留米カトリック教会から支援ボランティア参加者は少なかったようです。被災者は先の見えない生活がまだ続きますが私達はこれからも支援とお祈りによって被災者を支えていきたい気持ちでいっぱいです。
(ペトロ 浦)
敬老のお祝い
今年の敬老のお祝いは、130 名の対象者でしたが、ミサに参加されたのは50 名ほどの方々でした。説教の後、森山神父は、参加者に聖水を注ぎ、祝福しました。ミサ後は、信徒会館に場所を移して茶話会が開かれ、昨年に続いて、茶人の点てた抹茶が振る舞われました。お一人お一人、自己紹介と、近況あるいは、受洗のきっかけなどをお話しされる方もありました。聖歌隊の歌声も美しく響き、和やかな雰囲気で閉会し、来年も元気で再会することを約束しました。
みんなで一つになって
平和旬間の始まった8月7日、連日続いている夕立を気にしながら、納涼会がありました。雷は鳴るものの雨にはいたらず、150 名ほどが参加して、和やかな雰囲気の中での開催となりました。
今年は子どもたちのためにかき氷や金魚すくいなどもあって、人だかりが出来ていました。納涼会は、子どもたちの聖歌に始まり、楽しいバンブーダンスさらに、ジョゼッペ神父様のカンツオーネ?まで飛び出し、会を盛り上げてくださいました。酷暑の中、汗だくとなって焼き肉や焼きそばを焼いてくださった皆さん、ありがとうございました。最後は華やかに花火を打ち上げて閉会となりました。
共同体の皆さんが、もっと親しくそして仲良くなれますように。
「神さまの夢」について考えた3 日間
教会学校では、恒例の夏の練成会が7月25 日から27 日の3日間、酷暑のなかで行われました。今年は、初日の参加者が非常に少なかったのですが、例年通り、リーダーの連絡攻勢によって、徐々に参加者が増え、2日目は、30 人ほどの子どもたちが参加してくれました。今年は船津神学生、また横山神学生をはじめ、初日には今村から小神学生がお手伝いくださり、子どもたちと親しく関わってくれました。テーマは「神さまのゆめ」でした。神さまは私たち人間にどんな夢を持っておられるのか、ツツ司教の絵本を基調として3日間、分かち合い、遊び、よく祈った3日間でした。
~4年生の作文より~
私はこの3日間で「神さまのゆめ」について勉強しました。1日目は神さまに対して出来ることと、人に対して出来ることについて考えました。神さまに出来ることは互いによろこびを分かち合うことだと思いました。人に出来ることは、お祈りをすることだと思いました。
2日目は自分の将来の夢について考えました。私は歌手になって、聞いている人が笑顔になってほしいと思います。3日目は生き物の幸せについて考えました。3日間で勉強したことを忘れず、神さまが喜んでくれることをいっぱいしたいです。
ボランティアに行ってきました!
僕たち高校生4人と神父様は早朝、教会を出て菊池のカリタスジャパンのセンターに行きました。そこからボランティアの方々が集うボランティアセンターに行き、被災者からの依頼ごとのボランティアメンバーが召集され、僕たちはコンクリートの塀を壊してそれを撤去するという依頼を受けました。資材を手に、車で依頼人のお宅に行ってすぐに作業開始しました。コンクリートの塀は鉄筋が入っていたので重いハンマーを振るって何度も叩きましたが、びくともしません。しかし大人の方々が叩くとヒビが入り、見事に崩れました。休憩を適度に取りながら交代交代にハンマーを振るって塀を全て崩し終えました。
その後、鉄筋とコンクリートを分解して、トラックに瓦礫を積み何度も往復して瓦礫を集める場所に持って行き、炎天下での4 時間にわたる作業が終わりました。ボランティアの中では力仕事の依頼だったので非常に疲れましたが、やり終えたあとに達成感がとてもありました。他の高校生にも経験してほしい体験でした。
吉良