行事風景
祭壇奉仕者選任式
祭壇奉仕者の選任にあたって
ペトロ 船津 亮太
「自分をささげる」神学院の授業で耳にしてメモしていた言葉である。これを黙想し、その意味を深められたなら、わたしは祭壇奉仕者選任を前にして準備万端、安心だろうと思っていた言葉である。
考えてみたら、信徒の皆さんはすでに教会に自分をささげておられ、先輩信者としてキリスト者の道を歩んでおられることに、すぐに気づかされた。わたしたちは皆、飼い主であるイエス・キリストに従って歩むのだ。そうであるなら、イエス様がわたしのことも導いてくれるから、わたしは行く。飼い主イエス様が自分をささげたように、わたしも自分をささげてみたい。この一生を賭けてみたい。わたしはご聖体をあずかることの尊さ、その重みをひしひしと感じつつ、選任にあたってこのように決意を固めた。
祭壇奉仕者の選任まで来られたのは、自分の力ではなく、常日頃、祈り、ささえてくださった方々のお陰だとあらためて感じる。その祈りに応えたいと思い、わたしはまた一歩、歩みを進める。選任式で「奉仕にふさわしい人になってください」とお願いされ、わたしは「アーメン」、つまり「そうなりますように」と答える。これからもふさわしい者となれるよう、努力していきたい。しかしイエス様のように「自分をささげる」ためには自分の力だけでは限界があり、充分ではないとも感じている。そんなわたしのために、これからもお祈りいただければ幸いです。
ヨゼフ会の発足式
久留米教会の壮年男性(40歳以上)で構成される「ヨゼフ会」は、ヨゼフ様の生き方に学び、教会共同体の中で積極的に奉仕し、祈りと会員同士の親睦を深めることを目的に発足しました。これら使命と役割を遂行していくために『ヨゼフ会会則』も作りました。たくさんの壮年男性の方々が参加し、久留米教会の発展のために尽力してくださることを心より期待しています。
神学院祭
マイクロバス2台で毎年恒例の神学院祭(旧「召命の集い」)に参加しました。
今年の野外ミサは京都教区の大塚司教様が司式されました。
司教様は講演会され、神学生の劇まで御覧になっていました。
九州だけの集いから全国規模にまで拡大されたようで歴史を感じます。
懐かしい神父様たちに逢える楽しみが、また来年も!・・・という気持ちにさせてくれました。
大分トラピスト修道院巡礼
月曜日の秋晴れの朝、湯布院ICを降りて由布岳の裏手にある大分トラピスト修道院を訪ねました。
山奥の静けさの中でミサに与り癒されました。
売店では、ここでしか買えない「超レアなお土産」をたくさん購入しました。
「お告げの祈り」の時間になり、院長様のご厚意で聖堂へ移動し、修道士たちが座られる席で祈ることが出来ました。
たくさんのお恵みを頂いた小巡礼でした。
敬老会
台風のため司祭館で開催しました。
ヨゼフ・ゴーバンタン神父様(ヴェトナム人司祭)の初ミサ
ヨゼフ・ゴーバンタン神父様(ヴェトナム人司祭)の初ミサ
大納涼会
今年も、大納涼会が行われました。
ポルチウンクラ全免償ミサ
夕刻、ミサの前に告解をする人の列が見られ、告解の時間が足りずに、ミサ後に告解する人もいた程みな熱心でした。
全免償が得られる貴重なこの日は、75名程が7時からミサに与りました。
免償について
主任司祭 宮崎 保司
教会は伝統的に赦しの秘跡を受ける信者に対して罪を許す代償として、償いの祈りを課しています。そして、それらの償いを定められた善行や祈りに変えてもらうこともできます。一部とか全部を免除されることを免償と呼びます。通称、部分免償と全免償と呼びます。全免償は果たすべき償いを全部ゆるされ、部分免償は一部ゆるされます。但し、免償を受けるには3つの条件が必要です。
第一には大罪を犯していないこと。犯していれば赦しの秘跡が必要です。
第二には免償を受けたいという強い意志が必要です。
第三には教会が定めた事柄を果たすことが必要です。
以上の三つの条件を踏まえた上で、例えば叙階された新司祭の初ミサに与ったり、銀祝、金祝、60周年ミサに与るなどすれば、全免償がいただけます。また、小教区の保護の聖人祝日ミサや8月2日のポルチウンクラの祝日にミサに与るなどがそうです。部分免償は、聖体訪問や司祭からの祝別されたロザリオやスカプラリオの信心用具を使って祈ったり、十字架の道行の祈りを唱えることがそうです。罪が許されるのではなく、償いの一部や全部が免除されることを意味しますので、間違いのないようにご注意ください。
※久留米教会で受けられる全免償は、ポルチウンクラ全免償ミサと6月30日の至聖なるイエズスの聖心の祝日です。
信徒総会
宮崎保司神父の祈りと挨拶があり、議長、書記が選出され議事が進行しました。
教会委員長が挨拶され、新役員、監査役が紹介され宮崎保司神父により承認と認証がなされました。
審議事項として2016年度の教会行事活動報告と決算報告及び監査報告がなされ、2017年度の教会行事活動予定と会計予算案が提出され、承認。ほか、新納骨堂の案内と納骨堂管理規則の一部改定が説明されました。
信徒より、若者の悩みに対応することが教会としてできないだろうかという旨の発言がありました。
「より活発な教会を目指して」と題した文章を配布され、日本の信者数が伸びていない現状を鑑み、教会を活性化する様々な提案をされた。この中で、初めて教会を訪れる人に対応できるように受付を置いていただきたいと提言があった。
宮崎師の霊名ペトロ記念日
祝辞 信徒会長
宮崎神父様、6 月29 日(木)は聖ペトロ聖パウロ使徒の記念日でした。遅ればせながら、御祝い申し上げます。この聖人の霊名を頂いている人は、久留米教会内にもたくさんおられると思いますが今日は、宮崎神父様が代表されてお受け下さい。
久留米教会に赴任されて2ヶ月ほど過ぎましたが、印象は如何でしょうか?都会の組織的な教会運営から見れば、久留米教会はまだまだの状況でしょう。私たち久留米教会の信徒は、急激な変化に付いて行けないところがあり、少しもどかしいかもしれませんが、ゆっくりでも御指導に従って付いて行きます。
毎日、久留米教会信徒のためにお祈りを捧げて下さっている宮崎神父様、本当にありがとうございます。私たち久留米教会は「祈る共同体を目指す」というコンセプトを持っています。宮崎神父様と共に祈って行けば、これからドンドン良くなって行く事でしょう。
蛇足ではございますが、神父様が赴任されると知った人たちの中に、ネットで検索して「私に良く似ている」と言って話題になりました。メガネを外してミサをしていても解らないんじゃないか?・・・等と冗談を言っていました。来られる前から神父様に親近感を持っていた事は確かです。宮崎神父様、どうぞ信徒の中にどんどん入って来て下さい。
後は、神父様の健康が心配です。独自の健康管理術をお持ちのようですが、早めの受診または、信者さんの中におられる医療関係の方々に御相談下さい。
宮崎神父様、これからもどうぞ宜しくお願いします。