行事風景
わたしたちのタレント
清々しく、とても気持ちの良い空気の10月最初の朝でした。
先週の信徒集会には多くの皆さまのご出席、ありがとうございました。
久留米教会の様々な活動、資金の収支についてお伝えしました。
それぞれが、自分のタレントを活かして活動していることを、今回の集会のために準備を進める中で強く感じました。
教会委員の8人のメンバーはそれぞれ、典礼担当、行事担当、広報渉外担当、営繕担当、財務担当、フィリピンコミュニティ、ベトナムコミュニティの役割を担っています。
その他の各種活動として、ヨゼフ会、女性の会、青年会、日曜学校、正義と平和を考える会(ピース9)、社会福祉・ボランティアの会(フードドライブ)、主和(手話)の会、納骨堂維持管理、こうした方々が久留米教会共同体を支えています。
集会の資料はお御堂に備えておりますので、参加できなかった方はお持ち帰りください。
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今回の準備を進める中で、いくつかの大切な気づきが与えられました。
一番痛切に感じたのは、仲間に対する「愛」のような感情でした。
we need to retrive our passion and enthusiasm,reawaken our desire to commit ourselves to fraternity.
we need to once again risk loving our families and dare to love the weakest,and to rediscover in the Gospel the transforming grace that makes life beautiful.
私たちは情熱と熱意を取り戻し、友愛に専念したいという願望を呼び覚ます必要があります。
私たちはもう一度家族を愛しなおし、最も弱い人々をあえて愛し、人生を美しくする変革の恵みを福音の中に再発見する必要があります。
昨年秋から共に活動している、委員のメンバーへの友愛を感じた日々でした。
そして同時に、様々な面で教会を支えている方々の熱意とタレントに、改めて畏敬の念を抱きました。
資料を準備する中で、失敗、反省、感謝、感動といったものをともなったストーリーがありました。
おおげさに聞こえるかもしれませんが、日々の小さな学びを見逃さずに、前に進むことができたのです。
わたしに与えられているタレントについて、反芻した時間でもありました。
こうして、人をサポートすることが好きです。
リーダーシップを発揮して先頭を行く、のは本当に苦手です。
周囲の人がスムースに自分のタレントを発揮されるよう、お手伝いをするのが好きです。
これが、わたしに与えられているタレントだと思っています。
1日の聖書朗読は、まさに今のわたしの気持ちを表現したものでした。
もし、キリストに結ばれていることによって、それがあなた方にとって励ましとなり、また、神に愛されていることが慰めとなり、あなた方に、霊による交わりがあり、人に対する思いやりの心があるなら、どうか、互いに同じ思いを抱き、同じ愛をもち、心を合わせ、思いを一つにして、わたしを喜びで満たしてください。
対抗意識をもったり、見栄を張ったりせず、へりくだって、互いに相手を、自分より優れたものと思いなさい。
各々、自分のことだけでなく、他人のことにも目を向けなさい。
(フィリピ2・1〜4)
時々見失いそうになります。
いつも、できるだけ「へりくだる者」でありたいと思います。
自分の罪をいつも素直に認め、神様の前にへりくだり、救いとお導きを願う、そういう生き方に努めて行きます。
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吉村 妃鞠(よしむら ひまり)ちゃん、ご存じでしょうか。
ひまりちゃんは2011年生まれ、世界中でオーケストラと共演している小学6年生のバイオリニストです。
五嶋 龍さんと同じように、文武両道の天才音楽家です。
4歳で漢字検定9級に合格し、7歳で英検3級と空手7級、アメリカ名門カーティス音楽院に最年少(当時10歳)で合格し大学に進学しています。
演奏のすばらしさはもちろん、彼女の発するコメントにも感激します。
バイオリンの次に読書が好きだそうで、チャイコフスキーの伝記を読み、「すごい苦しい人生だったけど、協奏曲はスイスのテンポで書かれているのですごい美しい感じ。生涯を知っているとより表現できる」と答えています。
12歳です。
彼女ほどのタレントが与えられる、開花するのは稀なことですが、音楽やスポーツの分野でタレントを発揮している人を見るといつも思います。
与えられたタレントに気づくか。
タレントを開花させるために努力を惜しまないか。
タレントは誰にでも必ず与えられています。
そこに自分が生かされている意味を見出すことができれば、人生はより豊かになるような気がします。