行事風景

四旬節黙想会(3月22日~24日)

指導:十時伸治神父(武雄、多久教会)

 

 今年の黙想会のテーマは【教会は神様の家族】でした。

やはり、お手本となるのは聖家族ですが聖書に詳細な記述はありません。そこで神父様は、聖書の文言から書かれていない部分を思いめぐらし、イエス様の御言葉に耳を傾け、「祈り」という共に対話する時間を黙想するよう勧めておられます。家族には父親的、また母親的な役割に加えて、祖父母といった熟練者の知恵も必要であると聖書から引用されました。

 核家族が増え、仕事に追われる現代の家族が病んでいる要因の一つに家庭の崩壊があります。母親が子供に教える最初の言葉が「祈り」であったらどんなに良いことでしょう。しかし、様々な問題が山積する現代の家庭は複雑で、混沌としています。

 教会は信仰を共にするものが集い、共に祈り、分かち合い、御聖体を頂いて光を受け、そして主に派遣されていく処・・・すなわち【教会は神様の家族】だったのですネ。

 ニューヨークという人種の坩堝・・・現代は人種のサラダボールという表現を使うそうですが・・・その傷ついた街、傷ついた人々、国家や宗教そしてマスコミなどのフィルターを通して見ることよりも、人として、同じ人間として心から触れ合う大切さを、聖書を通してお話くださいました。

 そして3日目の夜の今夜・・・「ありがとう」、「ごめんなさい」・・・このシンプルな言葉を心から素直に言えているだろうか? 特に神様に対して・・・この気持ちを持ってミサに与ります。そして力を頂き、また明日から頑張りたいと思います。十時神父様、お疲れ様でした。(謝辞より)