パパ様と会うために。
11/24の長崎での教皇様のごミサまで、あとひと月足らずとなりました。
パパ様をお迎えする前に、わたしたちは霊的に自らの準備をしなければなりません。
大名教会では、企画展「-いつくしみと憐れみの人-教皇フランシスコ」」が12/3まで開催されています。
今日は、2013年5月号のカトリック生活に特集されていた、教皇フランシスコの横顔という記事からパパ様について書いてみたいと思います。
科学者を目指して勉学に励んでいたホルヘ・マリオ・ベルゴリオ青年は、イエズス会の修道者となります。
貧困に喘ぐ人々のために尽くし、イエズス会(エリート聖職者を養成することで知られていたそうです)でも特異な存在でした。
ブエノスアイレスの大司教となっても質素な生活を貫き、大司教公邸ではなく郊外のアパートに住んで自炊生活をし、バスや地下鉄を使って司牧に出かけていらっしゃいました。
料理がお得意だったようで、日曜日のお昼には神学生たちのためにお食事を作っていらしたそうです。
この写真は、6月に宮﨑神父様がバチカンに行かれた時に撮影されたものです。
ローマ教皇は、バチカン市国の国家元首でもあります。
ですが、今でも高級車ではなく大衆車で移動されますし、訪問先の海外の国で豪華なホテルに宿泊されることも好まれないようです。
初代の聖ペテロから数えて、現教皇は266代目ですが、ここまで徹底して修道者時代からの信念を貫いていらっしゃる方は珍しいのではないでしょうか。
貧しい人々へ心を寄せ続けられている姿勢は、その選ばれたお名前にも表れています。
フランシスコ(イエズス会出身なのに!)
駐日教皇大使のヨセフ・チェノットゥ氏から福岡教区の信徒に向けてお手紙をいただいていますので、その一文をご紹介します。
平和、喜び、友愛、連帯、希望のメッセージを届けに来日するフランシスコ教皇を迎えるために、私たちも霊的に準備をいたしましょう。
教皇様は私たちの信仰を確信へと導き、励ましてくださることでしょう。
教皇パウロ六世の使徒的勧告『福音宣教』の言葉を引用致します。
「福音を伝えることは、実に教会自身の本性に深く根差したもっとも特有の恵みであり、召命です。
教会はまさに福音をのべ伝えるために存在しています」
オフィシャルテーマソングが作られていることをご存じですか?
カトリック中央協議会のサイトによれば
「テーマソングは各会場で、BGMとして使用されるほか、東京や長崎で実施されるミサ等においてフランシスコ教皇に向けて披露される予定です。」
あとひと月足らずです。
各々が、自分なりの霊的な準備を心がけて過ごしましょう。